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履歴書を書く前に

履歴書って、なぜ、なんのために必要なんですか?

履歴書は第一関門。これだけで採否が決まることも

履歴書は、いわば採否の第一関門。応募者であるあなたよりも先に、人事採用担当者の目に触れ、これだけで不採用になることも決して珍しくありません。つまり、書類選考に落選、というわけです。
「履歴書なんて、形式だけのもの。書くだけ書いて提出すればいい」なんて、とんでもない。この一枚の紙の中から、人事採用担当者は、あなたという人間の職務経験、業績、職務遂行能力、長所などの全体的なイメージをつかみ取ろうとします。
他のだれでもない、あなたという人間ならではの良さを履歴書の中から見出そうとして、もしもそれが見つかれば、「とにかく一度会ってみたい。面接の結果が良ければ、採用してみよう」ということにつながるのです。
あなたは自分が書く履歴書のことしか知らないけれど、人事採用担当者は何十枚、何百枚という履歴書を見ます。比べてみれば、「良いもの」と「悪いもの」の差は歴然となります。
このサイトを利用して、「合格する履歴書」の書き方のヒントをつかみ、一枚の紙の中にあなたという人間の個性を存分に表現する方法を工夫してみてください。

履歴書の紙は、何を使えばいいでしょうか?

「志望動機」や「本人希望記入欄」のスペースが大きいものを

履歴書は、求人に対する応募をするときに提出する、いわば公的な書類です。決められたルールにのっとって作成するのが原則ですから、市販の履歴書用紙を使用します。
大学や専門学校で独自に履歴書用紙を用意する場合もありますが、このようなケースを除き、通常は文具店などで販売されている履歴書用紙を使用します。
市販の履歴書用紙にはさまざまなものがあります。左側に氏名、生年月日、印鑑、写真、現住所、連絡先(現住所以外にある場合)、学歴、職歴を書くスペースがあるという点では、どの用紙も共通していますが、右ページの中身は少々異なります。
免許・資格、得意な学科、スポーツ、趣味、健康状態、志望動機、本人希望記入欄、家族構成記入欄などの項目の組み合わせになっています。
自分のアピールしたい部分をたくさん書けるような用紙を選べばいいわけですが、入社に向けての熱意や、入社後の希望などを強くアピールするためにも、本人希望記入欄や志望動機について書くスペースをたっぷりとってある用紙がいいでしょう。
日本法令で販売している履歴書「労務11(本人希望記入欄が大きい)」や「労務12-14(転職者に適したレイアウトになっている)」がお薦めです。

筆記具は、何を使えばいいでしょうか?

万年筆の字がいちばん美しく見えます

鉛筆は、消えてしまうことがあるので不可。黒インクのペンで書きます。青インクのペンでもさしつかえありませんが、青みの強いインクでは、会社が保存のためにコピーをとる場合にかすれてしまうため、迷惑がられることもあります。
多数の履歴書を並べて見たとき、万年筆の字の方がよい印象を与えます。ボールペンはボテが出て汚れる場合もあり、また、ぞんざいな印象を与えかねません。水性ボールペンでも比較的美しい仕上がりになりますが、万年筆にはかないません。
まず、書く内容を決めるために、下書きをつくります。これは何度も推敲をすることになるので、鉛筆でもいいでしょう。この下書きを見ながら、別の新しい紙に万年筆で清書します。
鉛筆で下書きした上から万年筆でなぞって清書する人もいますが、あとで消しゴムで消すのを忘れることもありますし、たとえ消したとしてもあまりきれいな仕上がりにならないので、潔く最初から万年筆で書きましょう。
書き間違えたら、その時点で破棄します。一字もミスのない完全な清書が仕上がるまで、何度でも書き直します。したがって、履歴書用紙は多めに購入しておいたほうがいいでしょう。

書き間違えたときは、どうやって訂正すればいいですか?

修正液は使わない。一字でも間違えたら最初から書き直して

書き間違えたときに、二本の線で消したり、ナイフで削ったり、修正液を使ったりする人がいますが、これはぞんざいな印象を与えます。
「本気でうちの会社に入るつもりがあるのだろうか?いい加減な気持ちで応募をしたのではないだろうか?」と疑われてもしかたありません。
「私を採用してください」「私の経験を高く買ってください」という気迫をこめて、精神統一し、一字一句丁寧に書きましょう。そうすれば、まず、間違えることはないはずです。さらに内容が良ければ、あなたの気迫が読む人にきっと届くはずです。
履歴書を書くときには、必ず辞書を用意し、少しでも不安のある文字は調べ、誤字脱字はひとつもないようにしましょう。
履歴書は、一般常識のレベルを測るテストでもあります。決められたルールを守って、きちんとした書類をつくれるかどうか、そして、誤字脱字なく、漢字やかなづかいを正しく使えるかどうかが試されているのです。常用漢字を使うべきところをひらがなで書いたりしていないか、送りがなは正しいか、すみずみまで正確さを心掛けましょう。

書き直すのが面倒だから、コピーでもいいですか?

コピーは不可。一枚一枚手書きで仕上げること

就職活動を行なうとき、多くの人は複数の会社を併願します。一枚の履歴書をコピーか何かで使い回しできれば、なるほど、便利でしょう。でも、それは履歴書を出す側の勝手な考え方。
受け取る側の気持ちを考えてみてください。
「コピーで使い回しする程度にしか、うちの会社のことを思っていないのか」
コピーされた履歴書を受け取った人事採用担当者はこんなふうに感じることでしょう。他の履歴書が皆、一字一句丁寧に手書きされたものであれば、コピーの履歴書は悪く目立ちます。
また、応募する会社の業種や職種が異なっていれば、履歴書の書き方も微妙にちがってきます。本人希望欄に書く志望の職種やその志望動機、職歴の中で何を強調して詳しく書くか、持っている資格や技能検定の中で何を強調して書くか等々、自己アピールのしかたが変わってくるのです。
コピーした履歴書を提出するなどというのは、最初から「私のことを採用しなくても結構です。私はいい加減な人間です」と言っているに等しい行為です。
履歴書を一枚一枚清書する時間を惜しんだばかりに、もっと大切なものを失うなどという過ちを犯さないでください。

ワープロで履歴書をつくってもいいですか?

ワープロはIT系などの一部の業界ではOK。履歴書は手書きが原則

人事採用担当者はワープロでつくった履歴書をどのように見ているのでしょうか?これには賛否両論があります。賛成派の意見は、「読みやすくていい」「内容さえ良ければ、形式は問わない」等。
ただ、長年、手書きの履歴書を扱ってきたベテランの人事採用担当者ほどワープロの履歴書に対しては否定的です。その理由は、「文字はその人を語る。ワープロでは、その人のイメージがつかみにくい」「決められたルールに従い、所定の履歴書用紙を使って手書きにするのが好ましい」等々。
人事採用担当者は手書きの履歴書の中から、多くの情報をつかみとろうとします。ワープロでは、そのニーズに応えきれないようです。手書きが原則と考えたほうがいいでしょう。ただし、IT系や外資系企業など業界によっては、ワープロ歓迎のところもあります。また、PCスキルを売り込みたいときは、ワープロで作成した方が良いでしょう。気になる人は、会社に問い合わせをして手書きかワープロのどちらがよいか判断しましょう。

字が下手なので、他の人に代筆してもらっていいですか?

履歴書は必ず自分で書く。下手でもいいから、ていねいに

他の人に代筆してもらっても、筆記試験や面接のときに書かされる書類などで、いずれ露顕してしまいます。あなたが書くものすべてを他人に代筆してもらうことは決してできないし、あなたの人生を他の人に演じてもらうことはできないのです。
代筆が露顕したとき、人事採用担当者は、「履歴書のような大切な書類の代筆を頼むような、責任感のない、依頼心の高い人物だ」という評価を下すことでしょう。
人事採用担当者は、履歴書の文字一つからも応募者の性格を読み取ろうとします。
そのとき、見ているのは字の上手下手ではなく、むしろ、字のていねいさと正確さです。
いかに達筆な人でも、読みにくい書体で書かれていれば、「思いやりに欠ける人物だ」と思われてもしかたがないでしょう。
相手の立場に立って、読みやすさを考えて書きましょう。それには、一字ずつていねいに心をこめて書き、誤字脱字がないように注意し、漢字の送りがなや「じ」と「ぢ」、「ず」と「づ」などのかなづかいを正しくするようにし、あて字は避け、字は小さすぎず大きすぎず形をそろえ、各行の字の頭をそろえて字配りすることがポイントです。

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写真はどうする?

履歴書には必ず写真を貼らないといけないんでしょうか?

とくに指定がなくても、写真は必ず貼ること

求人広告をみると「履歴書(写貼)持参のこと」というように、わざわざ写真を貼りつけるように指定しているケースと、そうでないケースがあります。
とくに指定がなくても、履歴書には必ず写真を貼りましょう。写真は、あなたという人物の全体的なイメージを表す大切な表現手段です。
人事採用担当者は履歴書の写真を見ながら、面接のときの受け答えがどんな様子であったかを思い浮かべ、採否の決定を検討します。写真が貼付されていない履歴書は、それだけで不合格になることもあります。
履歴書のサイズに合う写真を用意し、万一、はがれてしまったときのために、写真の裏側に自分の氏名を記入してから、のりでしっかり貼りつけます。
市販の履歴書の中には、最初から写真の部分に両面テープをつけて、のりをつけなくて済むようにしたタイプのものもあります。

手元にあるスナップ写真を使ってもいいですか?

スナップ写真もスピード写真も不適切。写真館で撮影すべき

家族や親しい人と一緒に写った写真を切り抜いて履歴書に貼ったり、スナップ写真をそのままクリップで履歴書に留めて提出する人もいますが、これは不適切です。
どんなに気に入っている写真でも、スナップ写真の切り抜きは通用しません。必ず写真館などで専門のカメラマンに撮影してもらい、履歴書のサイズに合わせてプリントした写真を使うようにしましょう。
専門のカメラマンであれば、目線、表情、姿勢について適切なアドバイスをしてくれますし、襟元の歪みや髪の乱れを直してくれるはずです。
駅前にあるセルフサービスのスピード写真では、何となく手を抜いた印象を与えかねませんし、実際、あまりよい写りにはなりません。前に寄り過ぎて顔が大きく写り過ぎたり、照明が不十分で、表情が暗くなったりしがちです。
写真館で撮影してもらうとなると、確かに費用はかかりますが、それだけの成果は必ず上がるでしょう。

二年前にパスポート用に撮影した写真を使ってもいいですか?

最近六ヵ月以内に撮影した写真が原則

履歴書に貼る写真は、なるべく六ヵ月以内に撮影したものを使ってください。とくに現状と髪型や表情が違っているものは好ましくありません。
あなたという人物を証明するために必要な写真ですから、どんなに気に入っている写真でも、現在の姿を正しく表しているものでなければ、使い物にならないのです。
返却してもらった履歴書の写真をはがして使い回しする人もいますが、写真の角が傷んだり、シワになることもあるので、やめたほうがいいでしょう。

写真はカラーとモノクロと、どちらがいいでしょうか?

カラー写真のほうが一般的です

履歴書に貼る写真については、「カラーのほうがいい」という会社が多いようです。とくに会社から何も指定がないときは、「カラー」で撮影するようにしましょう。

写真はどんな服装で撮影すればいいでしょうか?

黒っぽい上着と白いシャツの組み合わせで

髪型もすっきり整え、目に髪がかからないようにしましょう。髪が目にかかると、表情が暗くなり、消極的な印象を与えます。ロングヘアの女性は、後ろでまとめて、顔がよく見えるようにしましょう。
写真を撮影するときも、面接に行くときと同じような服装が適しています。映るのは上半身だけですので、濃い色のジャケット(上着)と白のシャツの組み合わせが基本です。男性はもちろん、ネクタイを着用します。顔の表情では[1]目もと[2]口もと[3]あごのラインの3つがポイントです。目もとは、「私を採用して下さい」とアピールするように力をこめて、口もとは口角を少し上げると明るい表情になります。あごのラインは、上がりすぎると横柄な感じ、下がりすぎると暗い感じになります。肩のラインが左右で傾かないように注意しましょう。以上のポイントは写真館で撮るときにはカメラマンが指示してくれます。

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住所欄の書き方

ひとり暮らしで留守がちです。連絡先はどうすればいいですか?

不在のときの連絡方法を明記します

ひとり暮らしの人の場合、留守番電話を備えつけてあるなら、「連絡先(現住所以外に連絡を希望する場合のみ記入)」とある欄に、「不在のときは留守番電話で対応いたします」と記入するか、あるいは家族や親戚など、不在のときあなたに代わって電話対応を確実にしてくれる人の連絡先を書きます。
誰かに頼むときは、必ず事前に了承を得ておくこと。事情を知らない人が会社からの電話に出た場合、トラブルが起こりかねません。
面接のときに、「あなたが当社に応募したことをご家族の方はご存じですか?」あるいは「ご家族の方はどのようにお考えですか?」などと質問されることもあり、会社側は今回の転職あるいは就職が家族の了解を得た行為であるかどうかについても考慮します。
「何も知らない母親が、セールスの電話と間違えて乱暴に切ったため、せっかくの内定を取り消された」などということにならないように、注意してください。

印鑑は押さなくてもいいのですか?

押さなくてもOKです

JIS規格の履歴書用紙からは、押印の欄が廃止されました。とくに印鑑を押す必要はありません。ワープロで作った場合など印鑑があったほうがよいと判断するならば、押すときに傾いたり、部分的にかすれたりしなしように注意してください。下にゴム板や雑誌など弾力のあるものを敷くときれいに押せます。

ありふれた名前なら、ふりがなをふる必要はないですよね?

ふりがなは必ず指定どおりに

名前や住所には必ずふりがなをつけます。普通の履歴書用紙では「ふりがな」となっていますから、ひらがなでつけます。「フリガナ」となっている用紙であればカタカナでつけます。
細かいことですが、きちんと名前や住所にふりがなをふっていない履歴書は、会社によっては、「気配りの足りない人」「細部まで注意が行き届かない人」との評価を下されることもあります。面倒がらずに、必ずつけてください。ひらがなの名前の上にも、ふりがなをつけます。
名前を見れば、性別が一目瞭然でわかるような場合であっても、必ず性別欄は、該当するものを○で囲みます。電話番号の市外局番も忘れずに記入しましょう。

連絡先は携帯電話でもいいですか?

連絡先を携帯電話にした場合は、電話に出るときの言葉づかいに注意しなければなりません。

未登録の番号からかかってきた場合は、それが応募先の企業である可能性があるわけです。留守番電話で対応するか、その場合は丁寧な言葉づかいで対応する配慮が必要です。

年齢制限に引っ掛かるので、年齢をごまかしてもいいですか?

履歴書にはウソは書けません

生年月日や経歴を偽って書くことはできません。厳密に言えば、「経歴詐称」の犯罪行為に相当します。
入社時に年金手帳や社会保険証などを提出することになるので、たとえ履歴書でウソをついても、後で本当のことがわかってしまいます。そのとき、「経歴詐称」を理由に即刻解雇されても文句は言えません。
求人広告の年齢制限を越えている場合も採用されないとは限りません。面接までたどりつければチャンスあり。豊かな業務経験や、これまでの仕事の業績を強くアピールして、年齢のハンディを逆手にとる作戦に出てはいかがでしょうか。

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学歴の書き方

学歴はどこから書けばいいですか?

中学校卒業から書きます

普通は中学校卒業から書きます。
高校からは入学年次、卒業年次を併記します。「同校」などと略さずに書きます。新卒者の場合は、最後を「卒業見込み」あるいは「卒業の見込み」とします。
中、高では公立か私立かの区別がつくように、公立の場合は「○○区立」「○○県立」を校名の頭につけます。
ただし、日本法令の転職者用履歴書用紙(労務12-14)転職者用履歴書用紙(労務12-14)のように、最終学歴のみを記入すればいい用紙もあります。これは転職志望者が豊富なキャリアをアピールできるように、職歴欄を広くとったものです。
新卒者であれば、学歴を詳しく書ける履歴書用紙のほうが適していますし、キャリアの浅い人もそのほうがいいでしょう。
数ある履歴書用紙の中から、自分にもっとも適した用紙を選び、自分の長所をよく表現できるように工夫しましょう。
入学・卒業年次については、次の表を参照してください。入学・卒業年度早見表

大学での専攻は、どこまで詳しく書けばいいでしょうか?

卒論やゼミのテーマも記入し、自己PRの材料に

新卒の人、そして転職志望の人でも大学時代の専攻を生かしたいとか、自分のセールス・ポイントにしたいと思っているならば、ぜひ、大学の専攻内容を詳しく記入しましょう。
学部学科名はもちろん、専攻、卒論のテーマ、卒論がない場合は、ゼミのテーマなどを記入し、書ききれなければ別紙に「私は・・・ということを学び、その研究を通じて・・・という成果を得ました。今後も・・・という分野を深めたいと思います(・・・を仕事に生かしたいと思います)などと自己PR文にまとめてみてはいかがでしょうか。

ダブルスクールで専門学校へ行ったことはどう書く?

免許・資格欄に記入します

大学在学中あるいは大学卒業後に、資格取得のため専門学校へ通った経験や、通信講座を受けた経験も、自己PRの材料になります。
資格取得に結びつかなくても、「×××スクールの○○講座(△ヵ月間)を修了」などと書いておきましょう。現在通学中の人も、もちろん記入して構いません。自己PRの材料になりそうなことなら、何でも積極的に記入しましょう。
もしも書ききれないほどたくさんの講座を受講しているなら、「私の生涯学習のキャリア」などと表題をつけて、その過程で取得した免許・資格と合わせて別紙にまとめて履歴書に添えて提出してはいかがでしょうか。

学校を中退したことを隠せますか?

経歴を偽ったり隠すのは絶対にタブー

過去の経歴を偽ったり隠したりすることは、絶対にタブーです。応募資格のところに「高校卒業以上」とあったときに、高校中退であることを隠して「高校卒業」と偽って採用された場合、学歴詐称が明らかになった時点で解雇されたとしても、文句は言えません。
履歴書では、決してウソをつくことはできません。とくに氏名、年齢、住所、学歴、職歴、取得した資格や免許については、つつみ隠さず、事実を伝えることが大切です。
「中退」と書いたからといって、不採用になるとはかぎりません。面接でその理由を質問されますから、そのとき、相手に納得のいく回答ができれば採用のチャンスもあります。

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職歴の書き方

今度で五度目の転職。なかには三カ月で辞めた会社もあり、できればそのことは伏せたいのですが

履歴書にブランクがあると不利になります

職歴欄は年月の欄をチェックされるので、長いブランクがあると不利になる場合もあります。職歴はすべて書くのが原則ですが、用紙に書ききれないときには、「株式会社○○ほか○社で○○○の仕事を経験」などと同一職種でまとめ書きするとよいでしょう。その場合は、職務経歴書のほうにすべての職歴を書きます。

職歴は、入社年次と退職年次だけ書けばいいのですか?

配属先の部署名や仕事の概要も書き、自己PRの材料に

転職志望者にとっては、職歴の部分が最大の勝負どころ。ここでいかに過去の業績や、仕事を通じて身につけた職務遂行能力をアピールできるかに、採否がかかっていると言っても過言ではありません。
書き方の基本ルールは、学校を卒業してから現在に至るまでの所属していた会社の入社年度、正式な名称、配属先、退社年度、退職理由を順に書きます。
このとき、会社名につく株式会社、有限会社などは、(株)、(有)などと省略せずに、「株式会社」のように正式名で書きます。
同じ会社の中で、人事異動や昇進によって配属先や仕事の内容に変化があった場合、それをひとつの項目として立て、職歴の変化やステップアップの状況がわかるように記入します。
配属先での仕事の内容を二?三行で簡潔に書き添えると、キャリアの中身をより具体的に伝えることができます。
営業職など実績でアピールできる職種は、その実績を簡単に書き添えるのもいいでしょう。成績優秀で社内表彰を受けた場合なども、ぜひその内容を記入しましょう。

アルバイト、パートの職歴はどのように書けばいいでしょうか?

一年以上継続した長期の職歴を中心に

アルバイト、パートでも、一年以上継続した長期のものであれば、職歴として通用します。遠慮せずに書き込み、自己PRの材料に使いましょう。正社員の場合と同様に、仕事を始めた年次と会社名、配属部署名、職種名、仕事の概要を記入します。
一年未満の短期アルバイトを転々とした場合は、「…など短期間のアルバイトをいくつか経験。…の職務能力などを身につけた」などとまとめ書きにしてもいいでしょう。
まったく記入しないと履歴書にブランクができてしまいます。面接のときにその期間、何をしていたかを必ず質問されますので、明確に答えられるように準備しておきましょう。

人材派遣の職歴は、どのように書けばいいのでしょうか?

一年以上継続したものや、とくにPRしたい職歴を記入します

人材派遣の場合、契約期間は先方の都合で短期から長期まで、さまざまでしょう。短期のものが多いときは、「×年×月人材派遣の仕事を始める。×年×カ月にわたり、ファイリングの職種で、株式会社××××ほか×社で仕事をする」などと代表的な社名、派遣の職種、派遣で働いた会社の数などを記入してはいかがでしょうか。
あるいは、登録先の人材派遣会社の名前を書き、「株式会社××××の派遣スタッフとして、×年×カ月にわたり合計約×社でファイリング、OA機器操作の仕事を経験する」などとします。
複数の派遣職種を経験している場合は、いわば二種類のキャリアがあることを強調するために、行を分け、別の項目として書いてもいいでしょう。
キャリアとして強くアピールできそうな、長期の契約や大手有名企業の重要セクションで勤務した経験があれば、そこだけ目立つように書いてもいいでしょう。人材派遣会社の教育期間で受けたトレーニングやそこで得た認定資格なども、あなたが真面目に自己啓発に取り組んだ証になりますから、スペースが残っていれば、資格・免許覧に記入してもいいでしょう。

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退職理由の書き方

退職理由について、どのように書けばいいでしょうか

職歴欄に書くときは「一身上の都合により退職」とするのが普通

職歴欄に書くときは、退職年と月を書いた後、「一身上の都合により退職」あるいは「自己都合により退職」とするのが普通です。リストラなど会社都合による退職の場合は、面接の前に先入観を持たれたくないならば、すべて「都合により退職」と書くこともできます。女性の場合は、「結婚のため」あるいは、「育児に専念するため」

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免許・資格の書き方

免許・資格はどのレベルから書けばいいでしょうか?英検三級やそろばん四級では書かないほうがいいでしょうか?

取得年度の新しいもの、レベルの高いものを優先的に

免許・資格は、自己PRの材料になりそうなものを優先的に書きます。次の三つの条件を考慮して選択してください。
(1)取得年度の新しいもの…いま、自分が興味を持っていること、今の自分の職業能力のレベルを証明するもの。
(2)レベルの高いもの…検定試験でいえば、二級以上のものを持っていれば、それを優先的に書く。その他、高校卒業以上の学力が必要であることを目安に。たとえば、英検三級は中学卒業程度の英語力のレベルなので、記入してもあまり意味がない。
(3)志望職種に近いもの…持っている免許や資格が書ききれないほどたくさんあるときは、志望職種と関連の深いものを書く。「志望するその職種につくために自己啓発を一生懸命に行ってます」という証拠になる。

日商簿記二級の資格を持っていますが、志望する編集の仕事では役立ちそうにありません。書かないほうがいいですか?

レベルの高い資格なら、志望職種に無関係でも書きましょう

日商簿記二級のようにレベルの高い資格であれば、志望職種に無関係でも、書くと有利になる場合もあります。
多数の応募者の中で、「簿記の知識があり、マネジメント能力に優れた編集希望者」という個性は、ひときわ目立ちます。
編集者も、発行部数や広告収入も含めた売上げに対する製作経費のバランスの判断や、経費管理など、金銭的なマネジメント能力を要求されます。
また、扱う書籍や雑誌によっては、家計管理や財テク情報など、お金に関する記事を手がけることもあるでしょう。
このことは、他の志望職種についても言えます。「わが社の社風になじめない人物では困るけれども、今後のわが社の発展のためには、これまでにない個性を採用したい」と考えて募集を行うケースも多々あります。免許・資格は、あなたの個性を表現する絶好の材料。志望職種に無関係でも、レベルの高い資格や、他の人があまり持っていないようなユニークな資格は、ぜひ記入し、多数の履歴書の中に埋もれない、キラリと光るものに仕上げましょう。

スキューバ・ダイビングのインストラクターの資格を持っています。資格欄に書くべきでしょうか。それとも趣味・特技の欄ですか?

公的な資格であれば、免許・資格の欄に

水泳、スキューバ・ダイビング、エアロビクスなどの各種スポーツのインストラクターや、フラワーデザイン、華道、茶道、書道などの趣味的なものの資格も、それが公に認められた団体の認定であれば、立派な資格です。ぜひ資格・免許の欄に記入して積極的にアピールしましょう。中には複数の団体が認定している資格もありますので、正式な資格の名称ばかりでなく、認定する団体の正式名称も添えて書いておくといいでしょう。面接のときにその認定団体のことや、資格の内容を詳しく質問されることもありますから、資格取得の目的や、そのスポーツや趣味はどんな目的で、どのくらいの期間取り組んでいるものなのか、自分の個性や長所をアピールできるような方法で説明できるように工夫してみましょう。あなたという人間の全体像を、人事採用担当者に対して強烈に印象づけるための絶好のチャンスになります。

現在、宅地建物取引主任者をめざして勉強中です。そのことを履歴書に書いてもいいですか?

「勉強中」も自己PRの材料のひとつ。ぜひ積極的に書きましょう

免許・資格欄には、実際に持っているものだけしか書けないというわけではありません。資格や免許を取るまでには至っていなくても、過去に取得のために勉強した経験や、現在勉強中という事実があれば、「現在、…という資格の取得をめざして通信講座を受講中です」などと記入しても構いません。
一次試験だけに合格したとか、来年、二度目の挑戦をする予定であるとか、そうしたこともぜひ、書いてPRしましょう。
あなたの前向きさや果敢なチャレンジ精神は、きっと評価されることでしょう。とくに、その資格が志望職種と関係の深いものであれば、採用後に会社から学費の半額負担などの援助を得て勉強を続けるチャンスも期待できます。

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趣味・特技などの書き方

人に誇れるほどの特技もないし、趣味もとくにありません。何を書けばいいでしょう?

多少なりとも興味のあるものを気軽に書いてみては

面接の場では、特技や趣味について話題にされることが意外に多いのです。なぜなら、面接担当者が応募者をリラックスさせ、ホンネを引き出そうとするためです。ただ、競馬、パチンコ、麻雀、競艇、競輪などのギャンブルは、書かないほうがいいでしょう。たいていの場合は、あまりいい印象を与えません。ギャンブルを趣味にすることが悪いというのではなく、それを履歴書のような公的な書類にわざわざ書くという行為によって、社会人としての常識を疑われかねないのです。特技については、資格や免許などの裏付けがないものでも構いません。自分の長所の中のいちばんのアピール・ポイントをを書く方法もあります。たとえば、「初めて会った人とでもすぐに仲良くなれること」や「くよくよしないでものごとをプラスに考えること」も立派な「特技」のうちです。この欄はあまり難しく考えず、自分の個性や長所をよりよく表現できるような書き方を工夫してみてください。

「趣味・読書】では何となく平凡。印象に残る書き方はありますか?

ユーモア精神を発揮して、具体的に楽しく書いてみては

たとえば、「読書―イギリスに関する本は100冊以上読破。イギリス旅行もいままでに5回経験。本で仕入れた予備知識のおかげで、十二分に楽しめました。」「映画鑑賞―アメリカ映画を中心に、学生時代には月に最低10本、社会人になってからも5本は見ます。映画は私の英語の先生。ジョークも映画で覚え、海外出張のときなどに重宝しています。」等々、あなた自身がその趣味を通じて、日々の生活を、人生を、積極的に楽しんでいる様子がありありと伺えるような書き方をしてはいかがでしょうか。
音楽鑑賞だったら、好きな作曲家や演奏家の例を出したり、自ら演奏するのであれば、演奏会でのエピソードや、ふだんの練習の様子なども紹介して。
その他、ドライブだったらよく行く場所のこと、料理だったら得意料理の分野や自慢のレシピなど、なにか「ひとこと」を添えて、他の人との差別化を図ってみてはいかが?
箸置き、ペーパーウエイト、ワインのラベル、海外のビールの空き缶など、変わったものを収集しているというのも、趣味のうちです。
繁華街に出て、「マン・ウオッチング」や「タウン・ウオッチング」をするというのも、マーケティングや商品企画を志望する人なら、説得力のある趣味ですね。

最近、とくにスポーツをしていないので、書くことがありません。何も書かないと不利になるのでしょうか?

スポーツの欄は、健康管理状態や応募者の性格を見るためのもの

「スポーツ」の欄を設けていない履歴書用紙もあるので、過去も現在もスポーツが嫌いであまり経験がないという人は、そのような用紙を選べばいいでしょう。
職種や企業の社風によって、スポーツマンが優先的に採用されるケースもありますが、そのような会社ばかりがすべてではありません。そうでない会社を探せばいいのです。
では、企業がスポーツマンを優先する理由は何でしょう。それは例えば団体競技であれば、協調性がよく、チームワークのとれる人といった印象を与えるからかもしれません。
また、個人競技であれば、勤勉さ、忍耐力、自己管理能力などのイメージが、そのスポーツを通じて描かれることでしょう。
過去の経験よりも最近の運動習慣を書いて健康への配慮をアピールできます。ジョギングやスポーツジムの利用もアピール材料になるでしょう。
現在、あるいは過去に親しんだスポーツが団体競技か、個人競技かで、相手に与える印象もちがってきます。

健康状態の欄はどのように書けばいいでしょうか?

「極めて良好」「良好」と書くのが一般的

現在、健康上の問題がとくになければ、「極めて良好」あるいは「良好」と書くのが一般的です。健康自慢で、いままで病気で学校や会社を休んだことがないという人は、そのことも自己PRの材料にすべく、履歴書に書き込んでもいいでしょう。

半年前に病気を患い、三ヵ月ほど入院しました。いまは回復しましたが、病気明けのことを言うべきでしょうか?

いま回復しているのなら、「良好」とだけ書けばいいでしょう

日常の業務に差し支えない状態にまで回復しているのなら、わざわざ入院歴を書く必要はありません。「良好」とだけ書いておきましょう。
ただ、入院期間が長く、その途中で会社を退職したような場合は、履歴書の職歴欄にブランクの期間ができてしまいます。となると、面接のときに質問されるので、あわてずに冷静に入院の事実を説明し、いまはすっかり回復しているので、就職には何ら問題がないことを、相手に納得してもらえるように説明すればいいでしょう。。

ボランティア活動のことを書いてもいいですか?

ボランティア経験も自己PRの材料になります

とくにボランティア休暇を設けるなどして、ボランティア活動や社会貢献活動に積極的に取り組んでいる企業に応募するなら、強力な自己PRの材料になります。
また、販売、接客、福祉サービスなどの職種に応募するとしたら、ボランティア活動を通じて多くの人と出会い、人を助けるために無償で働いた経験が、きっと役立つのではないでしょうか。何か具体的な例を示しながら、志望動機の欄に盛り込む方法も考えられます。
たとえば、老人給食サービスで、ひとり暮らしのお年寄りの家を訪問した経験を通じて、福祉や対人サービスの仕事への興味・関心が深まった点を訴えるとか、自分の長所やアピールポイントを印象づけるひとつの材料として使うことができるでしょう。

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志望動機の書き方

扶養家族が多いことを書くと採用面で不利になりませんか?

不利にはなりません。むしろ、責任の強さを訴えましょう

独身者を採用しても、いずれ結婚し、子どもをつくり、扶養家族が増えていく可能性もあるのですから、扶養家族のいる既婚者は不利、単身者は有利とは一概には言えません。
採用の基準は、あくまでもその人がどれだけ会社のために貢献してくれるかであって、扶養家族手当、住宅手当などの負担が大きくなるから採用を見合わせるなどということはありません。逆に言えば、これらの手当を負担に思うような会社は、経営状態が良くないか、あるいは経営方針に問題のある会社といえるのではないでしょうか。
扶養家族を抱えている人は、責任感が重く、仕事に対しても踏ん張りがきくはずと、むしろプラスに評価されることのほうが多いようです。
もしも扶養家族を抱えていることを隠して入社したとしても、その分、給与面での配慮が受けられないわけですから、あなたにとって不利です。
家族構成を記入するように会社から求められたら、正直に申告し、「これだけの家族の生活を担っているのだから、仕事に対して真剣に取り組みます」と前向きさを訴えましょう。

志望動機の書き方がわかりません。記入例によくあるように、「貴社の業務内容、社風が自分に最適」ではいけませんか?

月並みな言葉ではなく、あなた自身の言葉で

記入例を丸写しにしたような平凡な内容では、即不採用とまではいかなくても、減点50点くらいの損になります。
会社は、「他の人に換えることのできない、あなたならではの個性、これまでの仕事の業績、未来の可能性を感じさせる潜在能力」を評価しようとしています。そして、「同業他社ではなく、なぜ、わが社を選んだのか」を知りたがっています。
それなのに、もしもあなたが月並みな言葉でしか志望動機を表現できないとしたら、「別にうちの会社じゃなくてもいいんだな」と思われてもしかたがないでしょう。
あなた自身のオリジナルな言葉で表現してください。具体的に、説得力のある内容で。そのために大切なポイントは、次の2点です。
[1] 相手(=応募先の会社)をよく知ること
[2] 自分をよく知ること
応募先の会社をよく知るには、どのような事業を行なっている会社なのか、製品としてはどのようなものをつくっているのか、これまでの業績はどのように推移してきたか、今後はどういう方向をめざして事業の展開を図っていこうとしているのかなどについて、インターネットを活用して調べてみましょう。
「自分をよく知る」には、過去に経験した仕事の内容をすべて思い出し、自分には何ができるのか、どんな仕事が一番好きなのか、今後どんな仕事をどのようにしたいのかを整理してみましょう。
頭の中でただぼんやりと考えているだけではまとまらないので、キャリアの棚卸シートを使って一つひとつ書き出してみましょう。

未経験の職種に応募します。志望動機の書き方がわかりません。

過去の仕事との結び付けを工夫してみて

職種によって、職務経験がなくても積極的に受け入れてくれる会社とそうでない会社とがあります。まず、求人広告を見て、「経験者優遇」と書かれているか、「未経験者歓迎」と書かれているかを確認してください。
では、未経験者は「経験者優遇」とする会社に応募しても絶対に採用されるチャンスがないかというと、そんなことはありません。
特別な国家資格が必要であるとか、高度に専門的な職種でなければ、職種はちがっても、社会人としての業務経験やそれを通じて身につけた自己管理能力、目標達成能力、部下管理能力、後輩指導能力などの職務能力や、成熟した人柄を高く評価しようという姿勢で人事採用担当者は有能な人を発掘しようと待ち構えているのです。
いままで経験した仕事と、これから志望する仕事の内容をよく比較検討してみてください。また、その新しい仕事にあなたがなぜチャレンジしようとするのか、自分の気持ちをもう一度確認してみてください。
その上で、次の4つの点をよく整理して、履歴書の志望動機欄に盛り込みます。
[1] なぜ、未経験なのにあえてその職種を志望するのか。どこに魅力を感じているのか。
[2] その職種で働いていく自信があるのか。その根拠は何か。どこに適性があると思うのか。
[3] その職種で働いていく能力があるのか。その能力をどのようにして養ったか。あるいは、今後養おうとするのか(通信講座、スクールの利用、社内研修の利用等々)
[4] いままでの業務経験を新しい仕事にどのように生かそうとするのか。

志望先によって履歴書の中身を変えるってホントですか?

志望文が異なれば、ほとんどすべて書き換えます

応募先の業種や職種が異なれば、職歴の表現の仕方と志望動機が当然異なります。
たとえば、プログラマーの人が、同じプログラマーの職種で別の業界をめざすとしたら、「いままでは金融関係専門のプログラムを組む仕事をしてきましたが、仕事の幅を広げ、応用力を高めたいと思い、御社で会計関係のプログラマーの仕事を希望します」などの例が考えられます。                                     また、この人が、キャリアアップをめざしてSEにチャレンジするとしたら、
「過去3年間にわたり、プログラマーとして経験を積みました。この経験を生かしつつ、今後はユーザーのニーズに即応しながら、より発展的な仕事をしたいと思い、応募しました。将来は行動的でクリエイティブなSEを目指します。」
などとしてはいかがでしょうか。同じ職種で異業種に挑戦するか、いままでの職歴を生かせる別の職種に挑戦するか。タテとヨコに発想を展開し、フレキシブルに転職活動を展開することが、このきびしい時代に生き残る道ではないでしょうか。
一枚の履歴書ですべて済まそうとしないで、応募する会社ごとに作戦をたて、自分のキャリア、志望動機の中のどの部分をどう強調し、相手に納得してもらうには、どのように表現すればよいかを、じっくりと考えてみましょう。

「本人希望記入欄」には何を書けばいいですか?

パート希望の場合具体的に書きます

「本人希望記入欄」には、「特に給料、職種、勤務時間、勤務地その他について、希望があれば記入」という注意書きがあります。まず、希望職種を明記します。勤務時間についてはパートでの採用を希望する場合のみ明記します。週に何日の勤務を希望するか、一日あたり何時間まで可能かなどについて具体的に書きます。勤務地もパートの場合は○○支店希望などと指定するか、通勤時間○時間以内などと書く事ができます。給料については、面接で具体的に交渉すればよいので書類の段階では書く必要はありません。正社員希望の場合は「御社の就業規則に従います」と書くのが一般的です。

通勤時間が長いと不利でしょうか?

一般的には一時間半がひとつの目安でしょう

通勤時間が1時間30分を超えるようであると、「それでも通勤できるのか」と採用側は疑問に思うかもしれません。
また、交通費の支給に上限を設けているところも多いので、求人広告や面接の場面でそのことを確認しておいたほうがいいでしょう。

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履歴書を送る前に、最終チェック

書きたくない部分は空欄にしたままでいいですか?

空欄の多い履歴書は不利です。なるべく多く書き込みましょう

空欄の多い履歴書は、あまりいい印象を与えません。学歴、職歴の欄はともかく、志望動機など、その気になればだれでもたくさん書き込める部分が埋まっていないと、「この人は本気で応募する気があるのだろうか」と疑われかねません。
履歴書用紙にはいくつかのパターンがありますから、書きたくない項目のない用紙、自分の長所をよくアピールできるような用紙を選んでください。
たとえば、家族のことを書きたくなければ、家族欄のない履歴書用紙にすればいいし、とくにアピールできるような資格を持っていないときは、資格欄の小さい履歴書用紙にすればいいでしょう。自分が不利になるようなことは書かなくていいけれども、有利になることは何でも積極的に書いて自分を売り込みましょう。
履歴書は、あなた自身よりも先に人事採用担当者の目にふれるものです。「私はこういう人間です。ぜひ、私のことをもっとよく知ってください。面接で会ってください。そして、私にあなたの会社で働いて力を発揮するチャンスをください」。そんな気持ちをこめて、いわば会社へのラブレターのつもりで書いてみてください。

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履歴書を送る前に

履歴書を送るとき、何か手紙をつけたほうがいいですか?

添え状を書きましょう

応募書類は、添え状、履歴書、職務経歴書の3点セットが必須です。内容は、あいさつ文、応募の経緯(何を見て応募したか)、略歴、自己PRなどで構成します。

デザイン関係の仕事をしています。作品を同封してもいいですか?

事前に送付してもいいし、面接のときに持参してPRしてもいいでしょう

履歴書に同封できるような作品のサンプル、コピーがあるのなら、ぜひ同封しましょう。コピーにとれないような作品なら、撮影した写真やCDを同封するという方法もあります。
デザイナーのようなクリエイティブ関係の職種では、経験年数よりもその人の技術やセンスが採用の決め手になることも多々あります。論より証拠。ぜひ、作品を実際に見てもらい、そこからあなたの技術やセンスを高く買ってもらいたいものです。
作品を事前に送るのが難しいようであれば、送付状に、「面接のときには作品を何点か持参して伺いたいと思いますので、ぜひご批判を聞かせてください」などと書いておきましょう。

履歴書を入れる封筒は、何がいいですか?

書類はA4サイズにそろえ、角2サイズの封筒で郵送します。

履歴書は添え状、職務経歴書をともに、A4サイズでそろえ透明ファイルに入れてから、角2サイズの白い封筒で郵送します。そのとき、送料分の切手を正しく貼りましょう。料金不足の場合は、先方に迷惑をかけてしまい不採用になる可能性があります。

封筒の表書きは、どうすればいいですか?

担当者の名前がわからなければ、「人事課御中」とします

封筒はタテに使い、表書きは会社の住所、会社名、人事採用担当者の名前を順にタテ書きで書きます。筆記用具は、黒の太字サインペンが適しています。会社の住所を書くときには、株式会社を略して(株)などとしてはいけません。また、前につくのか後につくのかを確認し、間違えないようにします。送り先の人事採用担当者の名前がわかっている場合は、その人宛に「様」をつければいいのですが、名前がわからないときは、人事課などの部署名に「御中」をつけます。また、左端の下寄りに「履歴書在中」と赤色のペンで書いておきます。裏書きは一般の手紙ととくに変わりません。左端にあなたの郵便番号、住所、氏名を書きます。

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履歴書を送ったあとで

不採用になったら、履歴書は返してもらえますか?

履歴書は原則として返却されません

履歴書はいったん提出したら、返してもらえないものと思ってください。採用が決定すれば人事部門の資料として長期間にわたって保存されます。不採用の場合は一定期間、保管された後、個人情報保護の見地から会社がシュレッダーにかけるなどして処分するはずです。
どうしても気になるときは、不採用通知を受けた後、会社に返却してもらえるかどうかを問い合わせることもできますが、通常は「お返しできません」との答えが返ってくるはずです。
仮に返してもらえることになっても、「送り返してください」などと要求するのは非常識です。会社まで受け取りに出向くか、返信用封筒を同封した封書を送るのが礼儀でしょう。
提出した履歴書の行方が不安でたまらないような、そんな信頼の置けない会社に応募することが、そもそも間違いではないでしょうか。

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女性の就活について

専業主婦でブランクが長く、就職活動自体に不安です・・・

「ブランク」というようにネガティブに捉えず、ポジティブに転換してみましょう

「ブランク」というようにネガティブに捉えてしまうと、確かに先へ進むことが難しくなりますね。ポジティブに転換してみましょう。
専業主婦は、家庭内でさまざまな専門性を発揮しています。調理師のように料理もつくれば、栄養士のように健康に配慮した献立づくりもします。また、時には看護師のように子どもや夫の病気の看護をしたり健康管理もします。子どもが小さいときは保育士、大きくなれば教師の役割も務めます。また、家計簿をつけるのが得意で、貯蓄法や投資に詳しい人もいれば、家族のスケジュール管理において秘書的な役割を果たしている人もいるでしょう。ご近所や親戚との関係、あるいはPTAの活動において、高度なコミュニケーション能力やリーダーシップを発揮している人もいるはずです。また、少しでも価格が安く、かといって安全性も重視して、慎重に商品を選ぶ「賢い消費者」としての経験はないでしょうか。どれか1つでいいから、自分なりに「これは好きで一生懸命に取り組んだ」というものがあるはずです。
以上のような「家庭内ビジネス活動」や「渉外活動」を通じて得たことや、発見した自分の適性をアピールすればいいのです。企業が求めている「実務経験」の中には、そうした社会経験も含まれます。とくに生活に関連したモノやサービスを売る会社であれば、「家庭内ビジネス活動」を評価してくれますし、「渉外活動」で手腕を発揮できる人は営業や販売の仕事に向いています。
また、「家庭内ビジネス活動」を通じて発見した潜在能力を伸ばすために、資格を取ることや習い事を始めることもプラスになるでしょう。消費生活アドバイザー、簿記検定の1級、秘書検定の1級などは業種・職種によって高く評価してくれるところもあります。資格の取得までに時間はかかりますが、保育士、介護福祉士なども主婦経験が大いに活かせる仕事です。資格がなくても補助員として就職し、働きながら資格取得を目指すこともできます。
お金と時間に余裕のある人は、看護師などの医療系の国家資格がお薦めです。40代、50代で看護学校に入学する人も珍しくなくなりました。医療系の仕事と同様に、臨床心理士、社会福祉士などの相談業務は、年齢に関係なく長く続けることのできる仕事です。

学歴やキャリアは十分なはずなのに何社受けても決まらない・・・

応募する会社についてよく調べ、会社が要求する適格性について詳しく分析しましょう

あなたが何社受けても採用されなかったとしたら、その原因は次の2つのうちのどちらかです。自分に合わない会社ばかりを選んだか、あるいは自分がその会社に合っていることを証明できなかったか。いずれにしても、会社研究に取り組むことが先決です。
会社の採用条件は、業種、職種そして会社の事業内容、理念、社風によって異なります。高学歴であれば採用されるとは限らないし、どこの会社でも採用されるオールマイティな人も存在しません。応募する会社についてよく調べ、会社が要求する適格性について詳しく分析しましょう。そして、自分がその適格性を満たしていることを証明します。まずは履歴書などの応募書類で証明し、次に面接で証明する必要があります。
適格性の中身は、年齢、人柄、資格、特定の分野での実務経験、行動特性、成功体験、困難を克服した経験、専門知識、専門スキルおよびそれらを言語的あるいは日言語的コミュニケーションによって説明する能力(アカンタビリティ)です。

年齢が高く、採用されない・・・

採用されないのは、本当に年齢のせいでしょうか

実際には、「年齢のわりには経験が少ない」とか、「年齢のわりには社会人としては未熟である」、あるいは「若い人のまとめ役や指導者役としてふさわしくない」といった評価を受けている可能性もあります。
年齢だけで不採用になるケースはごく希であり、多くの企業は、経験、能力、保有資格やスキル、人柄の4つの側面から総合的に判断して採否を決定しています。
求人広告には年齢制限を設けてはいけないことになっていますが、何らかのヒントが書かれている場合もあります。「30代、40代の方が活躍している会社です」と書かれていれば、その会社は30代、40代の人を求めていると読み取ることができるでしょう。そうしたヒントからその会社の採用基準を判断し、応募するかどうかの根拠とすればよいでしょう。

正社員の経験がなく、履歴書にどう書いていいか分からない・・・

正社員以外の職務経験も履歴書に書きましょう。

何も書かない場合、職歴にブランクができてしまい、その期間が無職であったかのように誤解されてしまいます。
履歴書の職歴欄には年月を書く欄があります。採用担当者はここに着目し、ブランクの有無や期間をチェックします。無職の期間は、能力発揮も能力開発もなされないマイナスの期間という評価を受けてしまいます。ただし、専業主婦の場合は、料理、家族の健康管理、整理整頓や収納、掃除、家計管理、育児、介護などの場面での能力発揮による「家庭内キャリア」を評価してくれる企業もあります。
パートやアルバイトの職歴については、6か月以上の勤続実績があれば必ず書きましょう。職務内容に関しては、販売・サービス業の「時間帯責任者」、「店長代理」、「副店長」、「主任」などの肩書きのある仕事であれば、「責任を負える有能な人材」として評価されるので、必ず書いてアピールしましょう。
6か月に満たない短期間のパートやアルバイトを多数経験している場合は、「約◯年間にわたり、◯◯社などで販売職のパートを経験」というようにまとめ書きをするといいでしょう。この場合、勤務した中で比較的良く知られている会社や店舗の社名を1つだけ書いて目立たせるといいでしょう。
派遣社員についても、短期ずつ複数の会社で勤務経験がある場合は同様にまとめ書きをするといいでしょう。たとえば、「◯◯社などに派遣登録し、◯◯社などで秘書業務を通算◯年間経験」というように、派遣元の会社名、派遣先の会社名、担当業務、通算した経験年数を明記します。
もちろん、契約更新を繰り返した場合は、派遣先から高い評価を得た証明となるので、その1社での経験年数、業務内容が具体的にわかるように書きます。

残業はあまりできないのですが。面接のときに「残業はできますか?」と質問されたら、どのように答えればいいでしょうか?

条件交渉の質問で応じるか、あるいは残業ができないことをやんわりと断る

「できません」と答えて席を立ちたいところかもしれませんが、そうもいきませんので、次のように質問に対して質問で応じるか、あるいは残業ができないことをやんわりと断るか、いずれかで対応してみてはいかがでしょうか。
1.条件交渉タイプ
「残業ですか? 逆にお伺いしたいのですが、残業は月に何時間ぐらいあるのでしょうか。もしも、月末、月初など、残業になる時期があらかじめ分かっているのであれば、そのように調整いたしますが、突発的な残業が多くなると、家庭の事情もあるので、無理が出てくるかと思います」
2.やんわり拒否タイプ
「私は仕事が早いほうですので、前の会社ではいつも定時に業務を終わらせていました。前の上司からは、集中力があるとほめていただきました。ムリ・ムダ・ムラを省く業務の効率化には自信があります」

共働きなので、できれば定時に帰宅したいけど、それを面接で言うといつも不採用・・・

「定時に帰宅したい」などと、自分の都合を前面に押し出す人は、「嫌われる」可能性があります

「定時に帰宅したい」などと、自分の都合を前面に押し出す人は、「嫌われる」可能性があります。どんなに仕事能力が高くても、ヒューマンスキルが低ければNGです。職場の仲間や顧客と良好なコミュニケーションをとれない人は、日本企業では採用されにくいのです。たとえ外資系でも、日本で日本人相手にビジネスをしている企業であれば、ヒューマンスキルを重視します。
面接での言い方も能力のうちです。同じ内容を表現するとしても、たとえば、次のようなユーモアを交えた言い方であれば、笑顔で歓迎される可能性もあります。
「私はいつも効率や優先順位を考えて仕事に取り組みます。少々ハードルの高い仕事であっても、必ず定時に終わらせるように努力いたしますので、超過勤務手当の必要がなく、「お買い得」な人材だと思います。もしも採用していただければ、業務の効率化と高い成果の両立のために全力でがんばりますので、よろしくお願いいたします」

子供は欲しいけど、出産後も仕事を続けられるの??

法律上の権利としては、正社員はもちろん、パートタイマーも、産前6週間・産後8週間の休暇が取得できます。また、一定の要件を満たす人は育児休業も取得できる可能性があります

法律上の権利としては、正社員はもちろん、パートタイマーも、産前6週間・産後8週間のお休みが取れます。
一方、育児休業については、以下の要件を満たす人は取得することができます。
1.同一の事業主に引き続き雇用された期間が1年以上であること
2.子が1歳に達する日を超えて引き続き雇用されることが見込まれること(子が1歳に達する日から1年を経過する日までに労働契約期間が満了し、更新されないことが明らかである者を除く)
また「期間の定めのある契約」であっても、特段の事情のない限り契約の更新を当然の前提としているような場合には、育児休業をとれるようにとの指針が厚生労働省から出されています。
このように法律では権利が認められていますが、小規模の事業所ではギリギリの人数で仕事を分担しているため、とくに女性社員の数が少なくて過去に育休取得の事例が無い場合は、周囲から拒絶反応にあい、スムーズに取ることが難しい雰囲気の職場もあります。
相談先としては都道府県労働局の雇用均等室などが扱ってくれますが、産休や育休の権利を行使したくても、自分が休んでいる間に他の同僚の業務が忙しくなるなどの影響があります。周囲からも快く認めてもらえるように、職場の方と良好な人間関係を日ごろから築いていくことが大切です。
厚生労働省の2011年度雇用均等基本調査(確報)によると、女性の育児休業取得率は87.8%で、過去3番目に高い水準となっています。女性社員の比率が高く、子育てと仕事を両立させている先輩社員が多い職場では、育休を取得しやすく、仕事を続けやすいでしょう。会社によっては、育休中に仕事のカンが鈍らないように、自宅でも見られるようにインターネット上に情報交流の場を設けているところもあります。

学校行事などで仕事を休むことが出来るの?

有給休暇を使って対処することができます

有給休暇を使って対処することができますが、その場合は、他の同僚に迷惑をかけないように配慮することが大切です。勤務日数や時間数によっては、パートでも有給休暇を取得することができます。
有給休暇を使わない場合は、欠勤扱いとなり、無給となるばかりか、あまり頻繁に欠勤をすると評価が下がり、賞与や昇進・昇格にも影響する場合があります。

子どもが急に病気になったときに休めるの??

働く人には自由に有給休暇を取る権利があります

もちろん、働く人には自由に有給休暇を取る権利があります。ただし、会社には時季変更権があり、「その時季にその人に休まれては事業の正常な運営が妨げられる」という場合は、会社が時季の変更を求める場合もありますが、子どもの急病で自分の他に看護をする人がいないといった状況であれば、会社が強硬に時季変更権を行使することはないでしょう。
1年間に取得できる有給休暇の日数は、勤続年数や1週間の所定労働日数によって異なります。有給休暇をすべて使い切ってしまった場合、通常は欠勤扱いとなり無給になります。
また、小学校就学前の子どもの場合は、親が会社に申し出ることにより、1年に5日まで、病気・けがをした子の看護のために、休暇を取得することができます。(勤続6か月未満の人や、所定労働日数が週2日以下の場合は対象外とされることもあります。)
看護休暇の申し出をしたことや、看護休暇を取得したことによって、その労働者に対して会社が減給・降格などの不利益な取り扱いをすることや解雇することは法律で禁じられています。
ただし、長く勤めることを望むのであれば、権利があるからといって自分勝手なふるまいをするのではなく、自分が休むことによって周囲の人に迷惑がかからないように配慮することも大切です。
ふだんから、子どもだけでなく自分も健康管理をしっかり行い、職場では「報告・連絡・相談」を密にして周囲との良好な人間関係を保つことが大切です。そのような人に対しては、周囲の人も協力したり、応援してくれるでしょう。

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